いわゆる悪徳商法として、AKB商法があげられることがあった。

・同じCDでもジャケットが違うものを数点販売することで、ファンは全部欲しくなる
・握手会など特典目当てにCDを買わせる
・CDに生写真がついているが、全種類集めるにはたくさんのCDを買わねばならない

アホやなあ、と思いつつ、渦中にハマってみると見えるものがあった。

AKB(実際はNMB48しかほとんど知らないが)は、同じタイトルのCDでも、
カップリングの曲が異なったり、付属のDVD映像が違ったりして、別の商品として
楽しめなくもない。

また、握手会、写メ会など、いろいろあるが、全く同じCDで別の特典というのは
そんなにない。(と思う)

この間、別のアイドルのライブに行って驚いたのだ。

全く同じ(ジャケットは違うものもあるが)CDを1枚買ったら、メンバーと握手。
2枚以上買ったら、お好きなメンバーと写メを撮れる。

実は、2枚買って、特典会を大いに楽しんだのではあるが、
2枚目のCDは、本当にフリスビーとなった。

AKB商法の元祖のAKBの方が、案外良心的なのではないか。
また、AKBがフロンティアを切り開いてくれたおかげで、世間の悪評はそちらに集中したおかげで、
他のアイドル(演歌歌手だってやってる)のCDの売り方も完全に変わってしまっている。
ええやないか、になってしまっている。

悪い、とは言わないが、同じCDはたくさん要らない。
CDじゃなく、特典をそのまま商品にしてしまうと、風俗的なサービスとみなされるんだっけ。

でも、アイドルさんたちとお話しさせていただくと、
「わー、うれしい!!また来てくださいねー!!」って
キャバ嬢(本当のキャバ嬢はよく知らないけど)みたいな対応だなーって感じる。
それで心を掴まれてしまっているから、思う壺なんだけれども。